床ずれ(褥瘡)は、体の一部が長時間圧迫され続けることで、その部分の血行が悪くなり、皮膚や皮下組織が損傷する状態です。寝たきりに近い状態の方や、自力で体位を変えることが難しい方に起こりやすいとされています。
介護保険の福祉用具貸与には、床ずれ防止用具(体圧分散マットレスなど)と体位変換器という、床ずれ予防に関わる対象品目があります。ただし、これらの品目は、要支援1・要支援2、要介護1の方については、原則として貸与の対象外とされ、例外的に必要性が認められた場合に限り利用できる「例外給付」の対象になります。
この記事では、床ずれ防止用具と体位変換器の役割の違い、選ぶときの確認ポイントを整理します。詳しい制度の説明は、関連記事の軽度者への給付制限のガイドもあわせてご覧ください。
この記事の内容は2026年7月時点の制度にもとづいています。制度は今後も見直される可能性があるため、最新情報は厚生労働省の公式情報でも確認してください。
床ずれは、一度できてしまうと治癒までに時間がかかり、本人にとって大きな苦痛となるだけでなく、感染症のリスクも高まります。だからこそ、「できる前に防ぐ」という予防の視点が何よりも大切です。介護をする家族にとっても、日々の負担を減らすうえで、適切な福祉用具の活用は欠かせません。
困ったときは一人で抱え込まず、身近な専門職に相談してみてください。
次の節から、具体的な用具の役割を見ていきましょう。
遠慮は不要です。
どうぞよろしくお願いします。

