福祉用具を介護保険で使い始めるまでの道のりは、おおまかに次の6ステップです。
- 要介護・要支援認定を受ける(すでに認定済みの方はステップ2から)
- ケアマネジャーに相談する(いない場合は地域包括支援センターへ)
- ケアプランに福祉用具を位置づける
- 事業所を選び、福祉用具専門相談員が品目・商品を選定する
- 納品・調整・契約
- 利用開始とその後のフォロー(モニタリング)
大切なのは、順番を飛ばさないことです。特に多い失敗が、ステップ2〜3を飛ばして先に用具を契約・購入してしまうケースで、この場合、介護保険の給付が受けられないことがあります。「まず相談、それから契約」が鉄則です。
所要期間は、認定済みでケアマネジャーがいる方なら、相談から納品まで比較的短期間で進むことが多い一方、認定からスタートする場合は認定結果が出るまでの期間が加わります。退院にあわせたいなど期限がある場合の進め方は、最後の節で説明します。まずは各ステップで「誰に・何を・どう伝えるか」を順番に見ていきましょう。
また、この流れは「一度きり」ではありません。体の状態や暮らしが変われば、ステップ2に戻って相談し、用具を見直すことができます。最初から完璧な選択を目指すより、「まず相談して、使いながら調整していく」くらいの気持ちで進めるほうが、結果的にうまくいきます。

