通路とドアの「有効な幅」、向きを変えるための広さ、移乗や介助に必要なスペースの3つです。数値の目安を知ったうえで、実際に使う車いすで試すのが確実です。
車いすでの生活では、歩いて暮らしていたときには気にならなかった廊下の幅やドアの開き方が、毎日の動きを左右します。車いす本体の幅に加えて、手でこぐための余裕や、介助する人が後ろや横に立つ場所も必要です。
先に、要点をまとめます。
- 国土交通省の「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」では、通路の有効な幅員を780mm以上(柱などの箇所は750mm以上)、より配慮したレベルとして850mm以上(同800mm以上)を示している
- 出入口の幅は750mm以上(浴室は600mm以上)、より配慮したレベルで800mm以上が目安。開き戸は扉の厚み、引き戸は引き残しを差し引いた「通れる幅」で測る
- 数値は住まいを設計するときの目安。今の家が届かなくても、車いすの機種選び・家具の配置・スロープや手すりの組み合わせ・住宅改修で対応を考えられる
車いす自体の選び方は、車いすの選び方と確認ポイントで整理しています。この記事の制度の内容は2026年10月時点のものです。

