片麻痺は、脳卒中(脳梗塞・脳出血など)をはじめとする脳の疾患によって、体の左右どちらか片側に麻痺が生じる状態です。麻痺のある側を患側(かんそく)、麻痺のない側を健側(けんそく)と呼びます。
片麻痺の方の福祉用具選びでは、健側を活かして、患側を補うという視点が基本になります。杖は健側の手で持つ、車いすは健側の手足で操作しやすい設計を選ぶなど、麻痺の状態に応じた工夫が必要です。
この記事では、片麻痺の方に向けた福祉用具選びの考え方を整理します。個別の用具の詳しい選び方は、関連記事の杖の種類と選び方や、車いすの種類と選び方のガイドもあわせてご覧ください。
この記事の内容は2026年7月時点の制度にもとづいています。制度は今後も見直される可能性があるため、最新情報は厚生労働省の公式情報でも確認してください。また、片麻痺の状態は一人ひとり大きく異なるため、必ずリハビリ職や医師の判断も踏まえて用具を選定しましょう。
片麻痺は、発症直後は身体機能の変化が大きく、リハビリテーションの経過とともに徐々に回復していくことも多い状態です。だからこそ、一度選んだ用具をそのまま使い続けるのではなく、定期的に状態を見直し、その時々の身体状況に合った用具へと調整していく視点が大切です。困ったときは一人で悩まず、身近な専門職に相談してみてください。
次の節から、具体的な用具の選び方を見ていきましょう。
遠慮は不要です。お気軽にご相談ください。

